書き初めの練習について

新年の抱負を年の初めに筆でしたためる

「書き初め」の風習は

学校や地域、書道団体の行事として

今でも多く開催されます。

それぞれ紙の大きさや言葉開催時期が違うため

12月はいろいろな作品を同時進行で練習しています。

毎月の競書課題が終わったら

石川県書き初めコンクールに

学校での書き初め大会に向けた練習を開始。

(特進クラスは加南地区書き初め展も)

課題に合わせて道具の大きさも変わります。

県書き初めコンクールは半紙に2文字なので

2文字用下敷きと筆、硯は裏返して墨地面を使用。

お墨をたっぷり付けて潤いのある文字で書きます。

学校の書き初めは、小1と小2は硬筆課題。

濃い鉛筆で太く黒々と書く練習をします。

小3以上は教科書に掲載されている縦長の手本。

石川判の紙が入る下敷きと太いだるま筆、墨地を使用。

(だるま筆とは、穂の太さに対して持ち手の軸が細くできてい形状の筆)

教科書よりも、文字と文字の隙間を詰めて大きい文字で書くのがコツ。

書き初めは、どれだけ練習したかで仕上がりに差が出るので

冬休みの間、家で枚数をこなしましょう。

ここで大切なのが道具のお手入れ。

だるま筆は穂が太いので、しっかり洗って(2度洗い推奨)

つるし干しで穂先が開いた状態になるのがベスト。

硯や墨地も使うたびに洗います。

もし連日筆を使うのであれば、ラップやビニール袋で巻いて

密閉しておけば、洗わずとも次の日使ってもOK。

本番は、綺麗な道具で、心を落ち着けて文字と向き合いましょう。

練習を積んでいれば、自ずと力が発揮できるはずです。

お問い合わせ

入塾、作品・筆耕依頼などお気軽にご連絡ください。

<携帯電話のメールアドレスをご利用の方はご注意ください>

わたり書道塾から返信されるメールを携帯電話で受け取る場合には、端末側で「[@watarisyodoujuku.com]からのメールアドレスを受けとる」という設定(ドメイン指定解除)が必要です。