自分の名前を自信をもって書いていますか?
大人になってから文字を習いたいと思うきっかけは、芳名帳などに記帳するとき自分の名前を上手に書けるようになりたい!という人がとても多いです。
そんな人向けに、名前に特化したお稽古を始めました。
以前は、私が書いた名前のお手本を隣に置いて、繰り返し真似て書く練習をしてもらいました。その方法だと、お手本があれば上手に書けるようになるのですが、何も見ないで書くと、元の文字に戻ってしまうのです。長年書き続けてきたクセを変えるのは至難の業でした。
表面(文字の形)だけを取り繕ってもすぐ元に戻ってしまうのなら、もっと内面(文字に対する意識)を改善していく方法で教えるようにしたのです。そこで用いたのが筆跡心理学でした。
筆跡心理学とは、手書きの文字の書き方から、人物の性格や行動のクセを分析する統計学です。
筆跡心理学との出会いは、長年書道のお稽古をしている中で、生徒たちが体調や気分によって書く文字が変わるのはなぜだろうと思ったことがきっかけです。
筆跡心理学に関する書籍を読む中で、林香都恵先生の著書『筆跡を変えれば自分も変わる』で筆跡診断に興味がわき、自分の文字を診断してもらったところ、「いま自分を大切にしていないわね」と言われました。文字に自信のあった私ですが、文字の上手さとは関係なく、筆跡の特徴から導き出された思いもよらない診断に驚きを隠せませんでした。
その頃の私は、家のこと教室のことで頭がいっぱいで、座ってご飯も食べられない程忙しく、自分のことは後回し。そんな状態を文字を見ただけで言い当てられたのでした。
その後、筆跡心理学に基づき文字の書き方を変えて、ゆっくり丁寧に自分の名前を書くようにしたら、心が落ち着き自分と向き合うようになり、ゆとりをもって仕事に取り組めるようになったのでした。
心の在り方が書いた文字に現れるのであれば、逆によいとされる書き方を意識することで(例えば成功者の筆跡の特徴をまねる)、気持ちが変わり、さらに行動も変わるようになり、良い状態や結果につながっていく。
この体験をたくさんの人にお伝えしたいと思い、林式匠の筆跡診断士の資格を取り、指導に活かすようになりました。
現在は、自分の名前を自信をもって書けるようになりたい人のために
「名前を素敵に書く講座」を行っています。
興味のある方はホームページお問合せよりご連絡ください。
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