挑戦することに意義がある

書道パフォーマンスは書道ではない!とおしゃる年配の指導者がいるようで、部活動でやってみたいと訴えた学生さんが取り合ってもらえなかったという話を聞いたとき、自分の中で抑えていた「やりたいこと」への気持ちがむくむくと膨らんできました。

私が学生の頃は、書道=静・自分との闘いというイメージで、ひとりで作品を書き上げるだけでしたので、みんなで動いて大きな作品を創り上げる書道パフォーマンスを見るたび、私の時代にこの分野があったら絶対やっていた!せめて今なら指導の側で生徒と一緒にやってみたい!と思いを募らせていました。

でも書道パフォーマンスは高校生の部活動でやるもの、塾の教室では無理だとあきらめていたのです。

しかし、「やりたいのにやれない」高校生の話を聞き、何もせず「できない」とあきらめて「やらずに終わる」より、どうなるかわからないけど「まずはやってみる」ことにしました。

書道パフォーマンスを最終目標に、最初の一歩は筆に慣れる表現の基礎クラスから始めることにしました。

以下は9月下旬に行った体験教室の様子です。

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10月から始める「現代書表現クラス」の体験教室をしました。

対象は高校生〜大人 習字・書道経験者向けで、お習字のような綺麗で美しい文字ではなく、躍動的で味のある文字で、言葉に想いを乗せて表現する書が学べます。

羊毛筆という柔らかい毛質の筆を使い、墨のたっぷりのった線(潤筆)と筆が割れたような線(渇筆)を書き分ける筆遣いを学び、表現力をつけていきます。

今回は、羊毛筆の基礎的な動かし方を練習した後、漢字1文字を揮毫。自分の名前の漢字を選びました。

書く姿勢は、机は使わず、床で膝立てか中腰で、体を使って筆をうごかします。90分書き続けたので、体力をだいぶ使いました。足の筋肉痛も出る事でしょう。家で毎日スクワットをする事を宿題にしました(笑)

目標は、高校生は書道パフォーマンスのような、みんなで表現する作品を創ること。大人は好きな言葉に自分の感情を込めて書で表現する作品を書けるようになることです。

新しい事に挑戦して、とても楽しい時間でした。

今後は月1回、日曜日に開催します。

習字、書道をやっていたけど、お手本そっくりに書くことだけでは面白みがなくなってしまった人、大きな筆で大きな作品を書いてみたい人におすすめの教室です!

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